政策金利が高く、配当(スワップポイント)の大きい南アフリカランド。
他の通貨より多くの利益を得る事が出来ますが、勿論それ相応のリスクがある訳で…。
今回はそのリスクの中で政治的なリスクとして最も私が危険だと考えているリスクを紹介します。
それはEFF(経済的解放の闘士)の台頭です。
EFFは南アフリカの政党の1つで反資本主義を掲げています。そして、南アフリカで黒人以外の所有している土地の没収などを掲げています。
このような政策が南アフリカの黒人の貧困層に支持されているようです。
党首のジュリアス・マレマは白人へのヘイトスピーチで有罪判決を受けている問題人物です。
でも実際にこんな事やってしまえば世界の投資家や会社から敬遠され言わずもがな外国からの資金や技術が入ってこなくなります。
そうなれば、南アフリカは衰退してしまうためランドの価値は暴落するでしょう。
幸い、最近の選挙では議席を減らしていますがそれでも一定数の議席を持っているのは注意したい所です。
というか、南アフリカの国民が自国の歴史を学んでいればこんな政党を支持するはずがないのですがね。
かつてアパルトヘイトが廃止され、一気白人層を追い出した際に技術も資金も一気に無くなり経済や治安悪化が進んだ訳ですから。
(※当たり前ですがアパルトヘイトが良かったという訳ではありません。ただ、廃止した後の方針が良くなかった)
その歴史を知っていれば、特定の人種の排斥を行えばどうなるか分かるはずなんですがね。
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