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執筆者の写真t-saeki

エルサルバドルなどでビットコインの国際送金実績が増えていけばリップル(XRP)の価値も存在理由も一気に無くなっていくと思う


エルサルバドルがビットコインを法定通貨として認めてから早数日、色々と調べていくと中々に興味深い情報が見つかりました。


「エルサルバドルのビットコイン採択により国際送金会社が約4億ドルの損失が発生する」

という情報です。


エルサルバドルの多くの人が海外に出稼ぎに出ているらしく、彼ら出稼ぎに出ている人がエルサルバドルに住む家族などにお金を送金するには国際送金サービスを使うしかないのですが、送金手数料はかなり高額(100ドルで12.5%との事)、しかも送金完了(到着)までに数日もかかるという状況なのだそうです。


しかし、ビットコインを使ったら送金手数料は破格の安さで送金できますし到着に1日もかかりません。


今後、ビットコインでの送金が普及していく事になったら高い手数料と送金の遅さの問題がある国際送金会社は4億ドルの損失が出るという話らしいです。


当然現在のビットコインには暴落というリスクがありますが、この送金手数料とスピードのメリットを高く評価している人は既に存在するようです。

勿論暴落のリスクもあれば暴騰のチャンスもあるという事です。


また、それだけの損失が国際送金会社に出るという事はそれだけの額がロスなく送り先に送金出来ているという事になるので当然その分だけ人々の使えるお金が増えるという事になり、その国(エルサルバドル)の経済が回るという事になります。

この場合、仮想通貨を法定通貨認定した恩恵によってエルサルバドルの経済成長が進んだ、と言っても過言ではないでしょう


そして、国際送金と聞くととある通貨の事を思い出します。

リップルのXRPです。

日本ではなぜか結構な人気のようですが、このXRPは企業間などの国際送金の際の通貨間の橋渡しを行い既存の国際送金よりも早く安く送金する事が出来るようになる『ブリッジ通貨』として登場したそうです。


確かに早く安くなると言っても更に為替リスクのある通貨を更に間に挟むというのはリスクが高すぎるでしょう。

そんな事をする位ならば最初からビットコインで送金してしまえば良いだけ話です。

特にエルサルバドルならばビットコインが法定通貨になったおかげでビットコインでの支払い対応も義務化されているようでビットコインをそのまま使う事が出来るようですし。


そして何より問題なのは、XRPはその大半を発行元のリップル社が持っているという状況です。

つまり、XRPは発行元の会社1つの気分次第で価値も流通量も変わってしまいます。このような通貨を活用するというのは企業であっても国家であってもリスクが高すぎるでしょう。


「リップル社は大半のXRPをロックしているから価値の崩落は起こらない」

という意見もあったりしますが、崩落どうこう以前にそのような調整を発行元が出来てしまうというのが問題なのです。


ビットコインだって大量保有者(クジラ)の売買などで価格が大きく変化する事はありますが彼らはただの保有者であって『発行者』ではありません。そこが大きく違います。


今後、エルサルバドルに続いて、他の国や企業がビットコイン決済を導入し始めたら今後ビットコインだけでの国同士の取引や商品の売買などが進むかもしれません。

そうなって実績が増えていけばビットコインの信頼度は非常に高くなります。わざわざ送金という手段に他の仮想通貨を使う必要はなくなります。

仮にブリッジ通貨が必要な状況が出来たとしても、XRPではなくより信用のあるビットコインを使えば良いだけの話です。


そうなった場合、リップル社及びXRPという物は存在理由がなくなるのではないでしょうか?


エルサルバドルなどでビットコインの国際送金実績が増えていけばリップル(XRP)の価値も存在理由も一気に無くなっていくと思う


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